農地の手続きガイド
農地には農地法による独自のルールがあります。はじめての方向けに、探す・借りる・買う、そして相続した農地をどうするかの手続きを整理しました。
- 農地の出口チェック(無料・5問)— 売る・貸す・転用・手放す、どれが現実的か 目的・区域・農用地区域・接道・現況の5問に答えると、あなたの条件で言える出口の候補と最初の一歩を整理します。判定や価格は出しません。
- 農地を売ったときの税金はいくらか — 800万円控除の条件と計算機 譲渡所得(売却額−取得費−譲渡費用−特別控除)×長期20.315%。農地バンク等に売ると800万円控除、農用地区域の買入協議なら1,500万円。500万円で売った例と、条件を入れて税額を出す計算機。
- 農地に建てられるもの早見表 — 家・倉庫・ハウス・農家レストラン・駐車場・太陽光 用途ごとに転用が要るか要らないか、市街化区域・調整区域・農用地区域(青地)でどう変わるかを1枚の表に。2a未満の農業用倉庫・ハウスの届出・無断転用の罰則。
- 法人が農地を借りる・買うには — 農地所有適格法人の要件、一般法人のリース方式、手順と候補地の探し方 農業法人・農業参入企業向け。一般法人が借りられるリース方式(解除条件付き貸借)の要件、所有できる農地所有適格法人の4要件、3条許可と農地バンクの2ルート、候補地を机上で絞って農業委員会に照会するまでの手順。
- 農地の集約・集積とは — 違い、進め方、地域計画との関係、候補のまとまりを地図で見つける方法 集積と集約化の定義の違い、地域計画(目標地図)と農地バンクを入口にした担い手側の進め方、集約の事例パターンとデメリット、一団の農地(まとまり)を地図データで当たる方法。
- 企業の農業参入 — 参入の形・要件・失敗パターンと「どこで・どう農地を確保するか」 リース・農地所有適格法人・出資の3つの参入形態、農地法上の要件、公的調査に基づく失敗パターン、候補地域→机上スクリーニング→農業委員会・支援窓口→現地の順で候補地を絞る方法。
- 耕作放棄地を借りる・買うには — 探し方・手続き・再生費用の考え方 耕作放棄地・遊休農地・荒廃農地の違い、農業委員会・農地バンク・衛星推定を組み合わせた探し方、3条許可と利用権設定の手続き、再生費用の見積もりの考え方と支援制度。
- 営農型太陽光発電の用地要件と一次スクリーニング — 一時転用許可の仕組み・制度改正の動向・机上で見る条件 一時転用許可の期間と営農継続の要件、2024年ガイドラインと制度改正案、農振農用地区域・農地区分・都市計画・傾斜・災害・接道・日照を机上でどこまで見られるかのチェック表と候補地の絞り込み手順。
- 農地の青地・白地の調べ方 — 農用地区域かどうかを4つの手段で確認する 青地(農用地区域)・白地の意味と転用・営農型太陽光・売買への影響、市町村農政課・農振図・地図データでの当たり付け・eMAFF農地ナビの4つの調べ方を正確さ/手間で比較、農振除外の概要と現実性。
- eMAFF農地ナビとは — 見られる情報・できないこと・使い方の入口 農地台帳の公表情報を無料で見られる公式サイトの守備範囲(所在・地目・面積・遊休農地判定・貸付意向)と、できないこと(所有者名・権利関係の確定・条件の横断検索)、地図・地番・条件それぞれの使い方の入口。
- 農地ナビにアプリはある? — スマホの地図で農地を見る・アプリのように使う方法 公式アプリは無くブラウザで使うWebサイト(無料)。ホーム画面に追加してアプリのように使う設定、現在地から足元の区画を確認する手順、農地ナビの地図とオープンデータ地図の使い分け。
- 農地ナビで地番が地図に出ない・現在地で農地を見られないときの対処 — 推定地番と現在地表示で補う手順 地図上の区画の地番を知りたい/地番しか分からない/現地で足元の区画を見たい/開けない、の4場面を、推定地番のコピー→農地ナビの地番検索への貼り付け、地番検索、現在地ボタンで補う手順と精度の注意点。
- 農地ナビと併用する「条件から探す」地図検索の使い方 — 役割分担と目的別の手順 eMAFF農地ナビ(公式台帳の確認)と条件検索(横断的な机上スクリーニング)の役割分担、借りたい・集約したい・再エネ用地・自分の農地を確認したい、の目的別手順とできること・できないこと。
- 農業をしない人の農地相続 — 6つの選択肢と期限 相続放棄・貸す・売る・国庫帰属・持ち続けるの選択肢と、3か月・10か月・3年の期限を1ページで整理します。
- 農地売却の方法 — 4つの売り方・相場の調べ方・売りにくい農地の見分け方 農地のまま売る・転用して売る・農地バンク・国庫帰属の4つの出口を比較し、売却相場の調べ方と、青地や無道路など売りにくい農地の条件も整理します。
- 農地の相続放棄 — 田んぼだけは放棄できない・3か月・放棄後の管理責任 農地だけを選んで放棄できない理由、3か月の期限、2023年改正で変わった放棄後の保存義務、全員放棄したあとの行方と、農地だけ手放す代替策を整理します。
- 相続土地国庫帰属制度は農地で使えるか 田んぼ・畑を国に引き取ってもらう制度の要件と負担金、「使えない」ケースを申請前に見積もる手順を解説します。
- 相続土地国庫帰属制度が使えない土地 — 農地で引っかかる10要件と自己チェック 却下要件5つ・不承認要件5つを条文どおりに示し、貸している農地・水路や農道が混じる筆・雑木やハウス・崖・土地改良区の賦課金など農地で引っかかるポイントを点検表にしました。
- 相続土地国庫帰属制度の負担金はいくらか — 農地の計算式・計算機・「10年後」の意味 審査手数料14,000円/筆と負担金(原則20万円、農用地区域・市街化区域・土地改良区域内の農地は面積算定)を政令の算定式と計算機で見積もり、隣接地の合算で安くする方法と納付期限も解説します。
- 農地の固定資産税はいくらか — 目安・計算機・持ち続けるコストの出し方 一般農地は10aで千円規模、市街化区域は数万〜十数万円。税額の仕組みと納税通知書の読み方、保有コストの計算機、遊休農地の課税強化(約1.8倍)と農地バンク貸付の軽減まで。
- 農地バンクに貸すには — 出し手の手順・賃料・デメリットと「借り手がいる地域か」 貸す側のメリット・デメリット、申し込みの手順、そして地域に借り手がいるかを集落単位のデータで先に確かめる方法を解説します。
- 農地法3条許可とは — 農地を買う・借りるための基本 農地の売買・貸借に必要な農地法3条許可の要件と申請の流れを解説します。
- 農地法4条・5条とは — 転用許可の違い・流れ・市街化区域の届出 自分で転用する4条と転用目的の売買・貸借の5条の違い、申請の流れと期間、市街化区域の届出、立地基準(青地・甲種・第1種〜第3種)による見通し、無断転用の罰則。
- 農地転用の費用はいくらか — 申請は無料、かかるのは代行報酬と付随費用 申請自体に行政手数料は無く無料。行政書士報酬の目安(届出3〜7万円・許可8〜15万円)、自分で出す場合の実費、土地改良区の決済金・地目変更登記・造成費などの付随費用と、立地による総額の違い。
- 農業委員会とは — 役割・どこにある・いつ関わるか 農地法3条の許可・転用の受付・農地台帳・遊休農地調査を担う市町村の行政委員会。連絡先の探し方、売買・貸借・転用・相続の場面別の関わり方、相談を一度で済ませる準備。
- 利用権設定と農地中間管理機構(農地バンク)の使い方 許可方式より手軽な利用権設定と、農地バンクを通じた借り方を解説します。
- 就農相談の流れ — 新規就農で農地を探すには 新規就農希望者が農地にたどり着くまでの相談窓口と準備の進め方を解説します。